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分野横断的な研究の取り組み

令和5年4月1日更新

 海洋の利用推進、我が国(運輸)産業の国際競争力強化、防災・減災技術の確立といったテーマは、海上技術安全研究所、港湾空港技術研究所及び電子航法研究所の個別の研究所だけでなく、所属する研究者が共通の目標を設定して研究を効率的かつ効果的に実施することでその実現に大きく貢献していくことが期待されています。
 海上・港湾・航空技術研究所では、研究者相互に各分野の技術シーズや専門的な知見に感化しあい、社会が期待する新規テーマと目標を掲げ、これらを複合的な科学・工学技術をもって達成する研究を実施しています。

◆安全・安心社会の構築

災害防止・被害最小化方策に関する研究開発



 災害発生時の物資輸送等、事前の状況把握を可能とする陸・海・空ビッグデータ活用による輸送シミュレータを構築・完成することで、事前に対策を把握することができ、災害発生時の被害最小化に貢献します。


水害時輸送シミュレータのイメージ



◆再生可能エネルギー事業の促進

洋上風力発電施設の計画・施工、保守点検等の高度化に関する研究開発



 洋上風力発電施設の計画・施工・保守点検手段の精緻化・合理的簡素化が望まれています。着床式・浮体式の両発電施設の水槽模型試験、数値シミュレーション、実機モニタリング技術を融合(DX)、ドローンなどを使った検査法開発を行いながら、安全で経済合理性のある洋上風力発電施設の事業推進に貢献します。





◆海洋環境の保全

海洋環境汚染防止に寄与する研究開発



 海上での船舶衝突、座礁時等の際に環境汚染で問題となる搭載油を効率的、効果的に回収し、海洋環境汚染を最小限にとどめるための研究開発が必要とされています。そこで、船舶事故時等で問題となる油の回収等、環境汚染防止に寄与する研究開発を実施します。


重油回収方策のイメージ



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