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『講演会』

『令和3年11月2日』

『洋上風力発電に関するうみそら研発表会』

 海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研※)においては、今後、急速に需要が高まると予想される洋上風力発電に関する技術開発、各種ガイドラインなどに関して、これまで調査検討を重ね、研究発表会で所外の皆様と情報交換、連携の推進を行ってきました。
 洋上風力発電施設については、着床式および浮体式の両側面から、設置法、メンテナンス、自然環境影響評価、電波環境影響評価、維持・管理のためのリスク評価等、様々な検討要素が存在します。
 本発表会は、社会的に望まれているカーボンニュートラル実現に向けて実施しているうみそら研の洋上風力発電に関する研究開発の内容を網羅し、蓄積された技術ノウハウ等の成果、将来展望について、関連企業、関係者等に対してオンラインで情報発信し、意見交換を行い、今後の幅広い連携により、皆様と洋上風力発電に関する技術の更なる発展と社会実装の実現を図ることを目的としております。

発表会名称:   洋上風力発電に関するうみそら研発表会
発表会テーマ:  洋上風力発電の発展に資する研究活動とその成果
開催日時:    2021年12月6日(月) 13:30-16:10
開催方法:    ウェビナー方式
参加費:     無料

CPD土木学会認定CPDプログラム2.2単位 認定番号: JSCE21-1393

 本発表会は土木学会認定 CPD プログラムです。本発表会はリモート開催のため、受講後に100字以上の学びや気付き(所見)を所定のフォームに記入いただき、ご提出ください。事務局で内容を確認した後に、受講証明書をお送りいたします。

 受付は終了しました。(〆切:12月20日(月))

※CPD受講証明書は順次発行いたしますが、事務局による受講確認作業に時間を要することをご理解願います。
※土木学会以外の団体に提出する場合の方法等は提出先団体に事前にご確認ください。CPDSなど他団体が運営するCPD制度に関する内容については回答いたしかねます。
※本件に関する連絡先:
・港湾空港技術研究所
 管理調整・防災部企画調整・防災課研究企画係 東: 046-844-5040、kikaku@p.mpat.go.jp

内容等に関する連絡先:うみそら研発表会事務局
・企画部広報係 田中: 0422-41-3005、info2@m.mpat.go.jp
・管理調整・防災部企画調整・防災課研究企画係 東: 046-844-5040、kikaku@p.mpat.go.jp
・企画部研究計画課情報発信係 鈴木: 0422-41-3168、suzuki-k@e.mpat.go.jp


          




          洋上風力発電に関するうみそら研発表会プログラム

                              司会:うみそら研 研究監 藤原敏文

13:30 – 13:35
・開会

13:35 – 13:40
・開会挨拶 うみそら研 理事長 栗山善昭

13:40 – 13:55
講演者:うみそら研 研究監 藤原敏文
洋上風力発電に関するうみそら研での関連研究の取り組み、視覚化した研究マップを紹介しながら、研究開発の全体像について報告する。その中では、施工・メンテナンスで運用、関与が想定されるクレーン作業船に関する研究、SEP(Self Elevating Platform)船のDP(Dynamic Positioning)シミュレータ整備等、風力発電設備以外の関連事項についても紹介する。

13:55 – 14:15
講演者:海技研 洋上風力発電PT長 中條俊樹
洋上風力発電施設を設置する際の合成繊維索を用いた係留系の設計方法について検討を行った。設計手順と設計結果、数値計算による安全性の評価結果について報告する。

14:15 – 14:35
講演者:海技研 洋上風力発電副PT長 黒岩隆夫
今後展開が見込まれる15MW型風車を搭載するための、風力発電施設浮体の試設計に関する検討結果を報告する。浮体形式はスパー型とし、浮体材質としてスチール製とコンクリート製の比較も行う。

14:35 – 14:55 講演者:電子研 監視通信領域 上席研究員 米本成人
風力発電設備による電波散乱の影響を、風力発電設備のスケールモデルを用いて実験的に評価した。その測定結果を基に、統計的に電波散乱の影響範囲を推定する手法の構築について検討したので報告する。

14:55 – 15:05
・休憩

15:05 – 15:25
講演者:港空研 沿岸水工研究領域 領域長 鈴木高二朗
着床式の洋上風力発電施設周囲の洗掘を防ぐための対策工の設計法を導くため、相似則を考慮して現地1/9スケールの大規模水理模型実験を実施した。ここでは、その実験結果について紹介する。

15:25 – 15:45
講演者:港空研 地震防災研究領域 上席研究官 大矢陽介
モノパイル基礎を対象に、レベル2地震動(現在から将来にわたって設置地点で考えられる最大級の強さを持つ地震動)作用時の洋上風力発電施設基部挙動を数値解析により検討した。支持構造に対する地盤の液状化、地震中の風荷重の影響についても報告する。

15:45 – 16:00
講演者:うみそら研 研究監 吉江宗生
地盤による把錨力の課題、構造の弱点の確認、将来の環境モニタリングと維持管理システムなど港空研の技術をはじめとし、3研の各技術を結集してうみそら研としてのアウトカムへの展開について提案し、洋上風力発電の今後の課題や外部連携案について述べる。

16:00 – 16:05
・閉会挨拶 うみそら研 理事 田淵一浩

16:05 – 16:10
・閉会